ともに無敗で迎えたノースロンドンダービーはドロー決着。アーセナルは2度リードも守りきれず|プレミアリーグ

写真:ホームのアーセナルはサカが2ゴールも勝利ならず

現地時間9月24日、プレミアリーグ第6節のアーセナル vs トッテナムの一戦がエミレーツ・スタジアムで行われた。

アーセナルは前節エヴァートン戦から前線に変更を加えた。ワントップにエディー・エンケティアは変わらず、左ウイングには前節で負傷により途中交代したガブリエウ・マルティネッリに代わってガブリエウ・ジェズスを起用。GKにはチャンピオンズリーグのPSV戦を含む3試合連続でダビド・ラヤが前発を果たした。

アウェーのトッテナムも前線に変更を加え、左ウイングにマノー・ソロモンに代わってブレナン・ジョンソンが入り、ワントップには前節同様ソン・フンミンが入った。

3分にはトッテナムがCKの流れからソン・フンミンがゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定により取り消しに。14分にはアーセナルが右サイドのブカヨ・サカからファーサイドへクロスが送られると、ジェズスがダイレクトシュート。GKグリエルモ・ヴィカーリオが鋭い反応でこれを防ぐ。

序盤はダービーらしく互いにチャンスを作るも、先にゴールをこじ開けたのはホームチームだった。26分、相手陣内中央でボールを持ったマルティン・ウーデゴールが右のサカに展開すると、サカは大外を駆け上がったベン・ホワイトをおとりにインサイドへカットイン。得意の角度で左足を振ると、これがクリスティアン・ロメロに当たってゴールに吸い込まれた。

対するトッテナムも37分、自陣でボールを受けたペドロ・ポロがダイレクトでソン・フンミンへ縦パスを送ると、そこから右サイドを駆け上がったデヤン・クルセフスキへ展開する。大外を駆け上がったソン・フンミンがボールを受け取って中央へ折り返すと、ジョンソンがダイレクトシュートを放つ。しかしこれはGKラヤが右手一本で防いでゴールはならず。

しかし攻勢を強めるトッテナムが同点に追いつく。42分、ロングボールに抜け出したクルセフスキが右サイドでボールをキープし、ポロへ。ポロのクロスはGKラヤに弾かれるも、こぼれ球を拾ったソン・フンミンが右足シュート。これは再びラヤが防いだが、クリアボールを拾ったジェイムズ・マディソンが左サイドを突破し中央へ。これにソン・フンミンがダイレクトで合わせて同点に追いつく。

このまま前半は1-1で終了する。

アーセナルは後半開始時にファビオ・ヴィエイラ、デクラン・ライスを下げてカイ・ハヴァーツとジョルジーニョを投入する。

立ち上がりの50分、アーセナルがCKを得るとホワイトのシュートがロメロの手に当たる。VARのチェックを経てこれがPKの判定となり、サカが決めてアーセナルが勝ち越す。

しかし直後の55分、アーセナルが自陣で回していたボールをマディソンがかっさらうと、ソン・フンミンへラストパス。これをソン・フンミンが冷静に沈めて再び同点に追いつく。

その後は互いにチャンスを作るもゴールは生まれず。試合の行方は10分のアディショナルタイムに委ねられる。90+2分にはCKの流れからサカがミドルシュートを放つも、ヴィカーリオのセーブに遭い勝ち越しゴールはならず。

試合はこのまま終了し、注目のノースロンドンダービーは2-2のドロー決着となった。

◉試合結果
アーセナル 2-2トッテナム

1-0 26分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
1-1 42分 ソン・フンミン(トッテナム)
2-1 54分(PK) ブカヨ・サカ(アーセナル)
2-2 55分 ソン・フンミン(トッテナム)

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