創意工夫に目を凝らす つくりもんまつり最終日

県内外からの来場者でにぎわった会場=高岡市福岡町

 高岡市福岡町中心部で開催される「福岡町つくりもんまつり」(富山新聞社後援)は24日、最終日を迎え、富山県内外からの来場者が創意工夫を凝らした造形作品に見入った。

 野菜で人物や名所などを表現した23作品が町内を彩り、来場者は材料や創作のポイントに想像を膨らませながら鑑賞を楽しんだ。高岡市戸出町、主婦前原百合子さん(69)は「酷暑で野菜不足が深刻な状況でも、あらゆる工夫を凝らしていてすてきだ」と話した。

 つくりもんコンクールの表彰式が市福岡にぎわい交流館で行われ、増岡一郎実行委員長は「町がつくりもんを愛する人の熱気であふれた。甲乙付けがたく、力作ぞろいだった」と講評し、優勝作品「コイ泡」を手掛けた中島町青年会の浅地隆佳代表らに表彰状を手渡した。

 夜には「越中菅笠(すげがさ)音頭・福岡つくりもん囃子(はやし)まちながし」が繰り広げられ、福岡小児童と住民らが幻想的な雰囲気の中で踊り、まつりを締めくくった。

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