ごみ処分場候補地の生活環境を調査 一関・千厩町、11月から

 一関地区広域行政組合(管理者・佐藤善仁一関市長)は、一般ごみの最終処分場の建設候補地とする一関市千厩町の北ノ沢地区周辺で生活環境調査を行う。11月から来年8月まで、施設が大気や水などにどう影響するか調べる。

 調査項目は▽大気質▽騒音▽振動▽臭気▽水質▽地下水-で、具体的には埋め立て作業時の粉じんや騒音、運搬車両の排ガスや振動、処理水などの影響について予測と分析を行い調査書を作成する。

 処分場を巡っては、候補地が市街地に近いなどとして、住民団体などが変更を求めている。同組合副管理者の石川隆明副市長は23日の周辺自治会への説明会で「(住民と)共通理解を図りながら調査を実施したい」と理解を求めた。

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