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富山県は、県内小中学校の給食で児童生徒にすしを提供する機会の拡大を検討する。25日開かれた県議会予算特別委員会で、川津鉄三知事政策局長が県のブランディング戦略で「すしと言えば富山」を掲げていることに触れ、子どものうちからすしへの愛着を養うため、市町村や関係機関と協議する意欲を示した。
安達孝彦氏(自民)が、射水市内の小学6年生が同市新湊産のベニズワイガニを丸ごと1匹味わう「カニ給食」に言及。10年後に主要都市圏の東京都、大阪府、愛知県で「すしと言えば富山」と回答する人の割合を90%に引き上げる県の目標に向け、給食ですしを提供することを求めた。
川津局長はすし給食の提供について「おいしいすしを食べながら県の自然や歴史、文化などを学ぶことは重要で、効果的な取り組みの一つだ」と理解を示した。衛生上の問題で生魚の提供は難しいとしながら「ちらしずしや手巻きずしを提供している例もある」とし、検討する考えを強調した。