一関とハワイの絆ずっと 国際ハーフマラソン、4年ぶり招待選手

ハワイへの募金箱の前でレースを振り返る(右から)エバレット・ピーター・イェリネックさん、茅野建文さん、アーキブ・ラティーフ・サイエドさん=24日、一関市

 一関市で24日開かれた一関国際ハーフマラソン大会に、米ハワイの招待選手が4年ぶりに出場した。ハワイ州マウイ島では8月に大規模な山火事があり、会場では救援募金も企画。東日本大震災で支えてくれた人たちの復興を願い「これからも交流を大事したい」と絆を確かめ合った。

 「アロハ」。スタート地点で紹介され、エバレット・ピーター・イェリネックさん(34)、アーキブ・ラティーフ・サイエドさん(27)は笑顔で手を振った。

 大会は1982年の第1回からハワイ選手を招待し、成績上位者をホノルルマラソンに派遣。震災後、復興を願う現地の生徒の絵画が一関市内の小学校に贈られるなど、交流していたが、新型コロナウイルス禍で途絶えていた。

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