西九州新幹線 開業1年で242万人利用 通勤・通学定期429人 

 JR九州は25日、西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の開業以降1年間(昨年9月23日~今年9月22日)の利用者数が約242万人だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の2018年度同期の在来線特急(諫早-長崎)と比べ2%増。1日平均は約6600人、平均乗車率は34%だった。
 利用者が最も多かったのは開業11カ月目(7月23日~8月22日)の23万1千人。最も少なかったのは10カ月目の18万3千人。JR九州は「好調に推移している」とし、引き続き新幹線の速達性や利便性を周知し日常使いを促進することで、利用増につなげる。
 通勤・通学定期「新幹線エクセルパス」の利用者は8月末時点で429人。区間別では諫早-長崎146人、新大村-長崎77人、武雄温泉-長崎72人などと続いた。開業直後の昨年9月末時点は221人だった。

© 株式会社長崎新聞社