水陸機動団新隊員 国防へ決意 佐世保・陸自相浦駐屯地で修了式

修了式に臨む隊員たち=佐世保市、陸自相浦駐屯地

 陸上自衛隊相浦駐屯地(佐世保市大潟町)で23日、同駐屯地に本部を置く陸自の離島奪還部隊「水陸機動団」の新隊員の教育修了式があり、長崎県出身3人を含む95人が国防に携わる決意を新たにした。
 7月から同駐屯地などで戦闘に射撃、水泳といった厳しい訓練に励んできた。隊員たちは主力部隊である第1水陸機動連隊か第2水陸機動連隊のいずれかに配属される予定という。
 修了式で梨木信吾団長は「今後、さまざまな任務が待ち受けている。志をよりいっそう高く掲げ、親からもらった命を大切にしながら任に当たってほしい」と式辞を述べた。
 大阪府出身の南條黎2等陸士(25)は仲間を「背中を預ける(現場で)唯一の頼りになる存在」と表現。「任務に臨む上での覚悟を決め、自分の責務を果たしたい」と表情を引き締めていた。

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