ラ・リーガ得点ランキングで意外なデータ。“元”レアル・マドリード選手が多くランクイン

写真:今季レアル・ソシエダで開幕から好調の久保 ©Getty Images

2022ー23シーズン終了後、レアル・マドリードで14シーズンを過ごし、長年チームの攻撃を牽引したFWカリム・ベンゼマが退団した。その事態を受け、今夏センターフォワードの補強が急務になったレアル・マドリードは、エスパニョールからFWホセルを獲得するも、本命であったキリアン・エムバペ獲得を逃し、センターフォワードは新戦力のホセルのみという状況で新シーズンを迎えた。

迎えた今シーズン、同じく今夏に加入したMFジュード・ベリンガムの活躍もあり、開幕からリーグ戦5連勝を達成した。しかし、現地時間24日に行われたアトレティコ・マドリード戦ではMFトニ・クロースのスーパーゴールで一時は1点差まで迫るも、最終的には1ー3で敗戦し、改めて"9番"の必要性が問われる試合となった。

スペイン『Marca』は“レアル・マドリードが逃したゴール”というタイトルで、過去にレアル・マドリード在籍経験があり、今シーズンラ・リーガで開幕から好調を維持している選手を紹介している。

まずは、スペイン代表FWアルバロ・モラタだ。24日のマドリードダービーでは古巣のレアル・マドリード相手にヘディング2発でチームの勝利に貢献すると、ラ・リーガの得点王争いでも、5得点で(6節終了時点)ロベルト・レヴァンドフスキ、ベリンガムに並び首位タイとなっている。

続いて、今シーズンチームで絶対的な地位を築いている日本代表MF久保建英の名前を挙げた。ラ・リーガ得点ランキングでは、4得点で4位タイと好位置につけている今シーズンの久保は、攻撃的選手に最も求められる“得点”を結果として残し、シーズン開幕から好調であることを印象づけている。

久保と同様にリーグ戦4ゴールを記録しているMFセルヒオ・アリーバスは、新天地となるアルメリアで開幕からスタメンの座を確保し、チームの司令塔となっている。レアル・マドリード時代トップチームでのプレー時間は限られ、主にカスティージャ(スペイン3部所属)でのプレーとなった。そのカスティージャでは公式戦92試合40ゴール15アシストを記録した。

6節終了時ではあるものの、ラ・リーガ得点ランキング上位6人中、なんと4人がレアル・マドリード在籍経験を持つ選手となった。また、7位タイで今季3ゴールを決めている選手の中にもバレンシアのウーゴ・ドゥロ、ヘタフェのボルハ・マジョラル、そしてレアル・ベティス所属のウィリアン・ジョゼら、レアル・マドリードでプレー経験を持つ選手がランクインしている。

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