斉藤光毅が所属のスパルタ、今季ユニは鉄板ストライプ!その起源は意外な「英国チーム」だった

U-22日本代表FW/MF斉藤光毅が所属するスパルタ・ロッテルダムが好調だ。

第5節AZ戦で今季初黒星を喫したが、6試合を消化して3勝2分1敗の暫定5位に。斉藤はここまで2得点1アシストを記録している。

そんなスパルタの今季ホームユニフォームは伝統のストライプを継続。このデザインの由来や独特なエンブレムについてもご紹介したい。

Sparta Rotterdam 2023-24 Robey Home

スパルタ・ロッテルダム 2023-24 Robey ホーム ユニフォーム

23-24新ホームユニフォームはレッド/ホワイトで構成する伝統のストライプを継承。キットサプライヤーはオランダのスポーツブランド「Robey Sportswear」で、13-14シーズンからのパートナーだ。

今季のユニフォームはクラシックな襟が特徴的。この襟の裏側には、ホームタウンであるロッテルダムの旗と同じグリーン/ホワイトのストライプをデザインする。

ストライプのシャツにブラックのパンツは、スパルタのトレードマークのようなもの。今季のソックスはレッド/ホワイトのボーダーを採用する。

ロッテルダムの街の色とは無関係なレッドとホワイト。この2色の原点は、意外にもイングランドのチームにあった。

スパルタのキットカラーの由来となったイングランドのチームとは、ニューカッスルの宿敵サンダーランドだ。

1899年にスパルタの理事会がイングランドを旅行した際、理事会のメンバーはサンダーランドの赤白ストライプシャツにすっかり魅了されたという。

そこでサンダーランドのユニフォームの古着を購入して持ち帰り、チームのユニとて使い始めたのが現在のストライプ柄の起源なのだという。パンツのブラックも当時のサンダーランドのそれと同じ色だ。

そしてスパルタといえば、ユニークなデザインのエンブレム。人物の全身を描くエンブレムは世界的に見てもその数は少ない。

クラブ創設当初は赤白縦じまのエンブレムだったが、その後いくつかのデザインを経て1970年代に初代人物エンブエムが登場する。なお、歴代エンブレムに関しては資料が少ないためか、情報がかなり錯綜している。

その“人物エンブレム”がユニフォームに初登場したのは1990年代に入ってからで、それ以前はエンブレム無しのユニフォームを着用することが多かった。

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クラシックなデザインが魅力の23-24新ホームユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売中。

スパルタは次節エクセルシオールと敵地で対戦するが、斉藤は24日のフィテッセ戦で負傷交代。好調なだけに今後が気になるところだ。

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