LRT、ラッピング広告の募集を開始 収益で利用環境の向上図る

次世代型路面電車(LRT)

 次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線を運行する宇都宮ライトレールは28日、LRTの車体を活用したラッピング広告の募集を開始したと発表した。広告収入は、乗客がLRTをより使いやすくなるよう、利用環境の向上に活用する考えという。

 宇都宮ライトレールによると、LRTは平日1日当たり平均約200本を運行し、約1万3千人が利用する。さらに沿線には企業や店舗、学校、住宅などが集積している。車両と広告が調和したラッピング電車は高い宣伝効果が期待できるという。

 広告は要望に合わせて、1カ月から最長3年間まで契約できる。広告デザインの審査を経るが、あらかじめ定められた車両にラッピングできる範囲内を自由に利用できるという。

 申し込みからラッピング車両の走行開始までは、3カ月ほどを見込んでいる。1カ月掲載の最低価格は、1編成当たり60万円。

色付きの範囲にラッピングが可能

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