踏切内に男性、急ブレーキ間に合わず…東武東上線で人身事故、71歳男性はねられ死亡 日付またぎ運転再開

東武東上線で死亡事故=埼玉県ふじみ野市

 29日午後11時25分ごろ、埼玉県ふじみ野市南台1丁目の東武東上線上福岡駅-ふじみ野駅間の踏切で、同市の無職男性(71)が川越市発池袋行き普通列車(10両編成)にはねられ、全身を強く打って死亡した。

 東武鉄道によると、同線は川越市駅-志木駅間で運転を見合わせ、翌30日午前1時5分に再開した。後続列車は上下8本が運休、最大119分遅れ、乗客1万3千人に影響が出た。

 東入間署によると、踏切内の線路上で男性が足を伸ばした状態で座っているのを運転士が発見し、急ブレーキをかけたが間に合わなかった。現場の状況などから、同署は飛び込み自殺の可能性が高いとみて調べている。

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