長崎マリオットホテル内定式 「長崎の良さを伝えたい」 来春開業時の社員の入社式も

証書を受け取る内定者=長崎市、長崎電気軌道浦上車庫

 長崎市尾上町に来年初頭開業する「長崎マリオットホテル」の従業員の内定式と入社式が2日、長崎市内であった。開業までに計130人の採用を目指し、順次研修などを進める。
 内定式は大橋町の長崎電気軌道浦上車庫であり、来春入社予定の11人のうち9人が出席した。出身は10人が県内、1人がフィリピン。フロント業務やレストランでの接客などを受け持つ。運営するJR九州ホテルマネジメント(福岡市)の浜田真知子社長が、同ホテルをPRするラッピング電車を背に「また長崎に来たいと思ってもらえるようなホテルにしていこう」とあいさつし内定証書を手渡した。佐世保市出身の表迫あずささん(21)は「長崎を離れて人の温かさに気付いた。ホスピタリティー(おもてなし)を学び、多くの人に長崎の良さを伝えたい」と意気込んだ。
 尾上町のJR九州長崎支社であった入社式には、開業時から働く正社員32人が出席し、同ホテルのサイ・ウエスト支配人が辞令を交付した。
 採用を予定する正社員100人のうち、現在までに約70人が決まっている。

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