尾花沢市福原小(三浦千賀子校長、89人)の6年生が2日、同校グラウンドで縄文土器のような縄目の文様を付けた、手作り茶わんの野焼きに挑戦した。
上の畑焼の陶芸家伊藤瓢堂(ひょうどう)さんの長女松浦加奈さんや畳店代表の矢作清次郎さんが講師を務め、児童14人が取り組んだ。学校の裏山から採り1年間寝かせた土を使い、茶わん作った。点火すると勢いよく燃え上がり、火が落ち着いた頃に取り出すと、ピンクがかった表面の色は白っぽく変化した。
子どもたちは、棒を回転させて種火を付ける「火おこし器」では点火させることはできず、何度も挑戦した石川愛翔(まなと)君(12)は「縄文時代の人に負けたくない。必ずリベンジする」と心に火が付いた様子だった。