8日間で5件の死亡事故 全県警報、8年半ぶりに延長 9日まで

可搬オービスで通行車両の速度違反取り締まりを行う警察官=29日午前、日光市木和田島(画像は一部加工しています)

 県内全域に4日まで交通死亡事故多発警報を発令している県交通安全対策協議会(会長・福田富一(ふくだとみかず)知事)は3日、発令期間を9日まで延長した。全県警報の発令期間の延長は2015年3月以来、8年半ぶり。

 宇都宮市宝木本町の県道で2日午後、自転車の男性(75)が乗用車にはねられ死亡する交通事故が発生したため。県内では9月25日~10月2日までの8日間に5件5人の死亡事故が起きている。

 県警は期間中、交通取り締まりなどを強化する。県警交通企画課は「死亡事故続発に歯止めをかけないといけない。『ながら運転』をせず運転に集中してほしい」と呼びかけている。

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