飼料や物価の高騰などで打撃を受けている酪農家を応援しようと、県議会は3日、各常任委員会で牛乳やヨーグルトを配り、消費拡大をアピールした。
県畜産振興課によると、本県の2022年度の生乳生産量は約6万3千トン。飼料代や資材費の高騰、記録的猛暑で生産量は減少し、酪農家は厳しい経営状況に陥っている。生乳価格の引き上げが続き、牛乳の消費低迷も懸念されている。
農林水産常任委では各委員が牛乳を飲んだ。各常任委に先立ち、県酪農業協同組合(山口長一組合長)が、森田広県議会議長に県産牛乳や乳製品の消費拡大に向けて要望。山口組合長は「国や県から支援はあるが、さらに消費を増やす後押しをしてほしい」と訴えた。