「まったくもって恥ずかしい」マンU守護神オナナがまたも…指揮官は擁護も批判止まず、チームは公式戦10試合で6敗目

写真:マンチェスター・ユナイテッドでプレーするオナナ

現地時間10月3日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドとガラタサライが対戦した。

マンチェスター・ユナイテッドの本拠地『オールド・トラッフォード』で行われた一戦は、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドが2ゴールをマークするなどホームチームが二度リードを奪うも、ガラタサライに3点を献上。77分にはブラジル代表MFカゼミーロが退場しており、今後の戦いに不安を残す結果となった。

また、この試合で再び“悪い意味で”注目を集めてしまったのが、マンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスを守るカメルーン代表GKアンドレ・オナナだ。3-4で敗れたCL開幕節のバイエルン戦でもミスが目立った守護神は、ガラタサライ戦でも失態を演じる。76分、不用意な縦パスをカットされると、リカバリーを試みたカゼミーロがボックス内でファウル。このプレーで発生したPKこそ元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディのキック失敗で事なきを得たが、オナナのプレーがカゼミーロの退場を誘発する形となってしまった。

ガラタサライにホームで逆転負けを喫し、CL2連敗となったマンチェスター・ユナイテッド。試合後には、ミスが目立つオナナに多くの批判が集まった。マンチェスター・ユナイテッドのクラブ公式サイトによると、エリック・テン・ハフ監督は「私は彼をサポートする。素晴らしいGKだからだ」と擁護したものの、イギリスメディア『TNT Sports』で解説を務めたクラブOBの元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は「学生のフットボールであり、日曜日の草サッカーだ」とチームの出来を酷評したうえで、次のように語った。

「まったくもって恥ずかしいよ。これはCLの試合なんだ。空間認識と危険察知能力が欠如している」

もちろん、この指摘はオナナのみならずチーム全体に向けられたものだが、「空間認識と危険察知能力の欠如」という言葉はオナナのパスミスを想起させる。なお、マンチェスターユナイテッドは今季公式戦10試合で早くも6敗目。世界有数の名門が暗いトンネルから抜け出せずにもがいている。

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