アーセナル撃破のRCランス、21年ぶりのCLユニが登場!デザインは伝説「血と黄金」モデルの復活だった

フランス1部のRCランスとキットサプライヤーのPumaは2日、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に向けた専用ユニフォームを発表した。

このユニフォームは3日にホームで行われたCLグループステージ第2節のアーセナル戦でデビュー。その試合での選手の着用姿も併せてお届けする。

RC Lens 2023-24 Puma Champions League

RCランス 2023-24 Puma CL ユニフォーム

昨季のリーグ・アンを2位でフィニッシュし、21年ぶりに欧州最高の舞台へ復帰したランス。そのCLで着用するユニフォームは、ゴールドとレッドのカラーコンビネーションが懐かしいデザインが「復活」した。

グループステージの結果次第ではヨーロッパリーグへ回る可能性もあるため、このユニフォームの正式なアイテム名は「ヨーロッパモデル」だが、ここでは便宜上CLモデルとしている。

ランスが前回CLに出場したのは2002-03シーズン。それから21年の時を経て、ユニフォームの袖にはCLの象徴であるスターボールが戻ってきた。

今回のキットデザインを見て懐かしさを感じたとしたら、前回CLに出場した当時のランスを覚えている方かもしれない。このデザインの原点とその意味、そして今回のアーセナル戦でのピッチ上の姿をご紹介しよう。

このユニフォームは前述の通り、3日に行われたアーセナル戦でデビュー。試合はFWエリー・ワイの決勝点によりランスが2-1で勝利し、2002年のミラン戦以来となるCLでの勝ち点3を獲得となった。

この画像は02-03シーズンのホームユニフォームで、このゴールドとレッドのキットを着てリーグ・アンやCLを戦った。今回のCLユニフォームが懐かしいのは、このデザインを復活させたからである。

キットカラーは正しくランスの愛称“Les Sang et Or(血と黄金)”そのもの。この愛称はクラブ誕生の背景にある炭坑が関係しており、炭坑での犠牲者(=血)と炭坑がもたらす富(=黄金)を表現している。

なお、チームカラーのレッドとイエローはスペイン国旗に着想を得たという説がある。

02-03シーズンのCLはグループGに所属し、ミラン、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、バイエルン・ミュンヘンと対戦。この組を3位で終えてUEFAカップへスライド出場している。

23-24シーズンモデルの「金-赤-赤」の組み合わせは21年前と同じだ。

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21年ぶりに復活した血と黄金のチャンピオンズリーグモデルは、クラブ公式オンラインストアで販売中。

アーセナル戦の勝利によりグループ首位に浮上したランス。次節は24日にホームでPSVと対戦する。

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