寒暖差が大きく…難しい「衣替えのタイミング」 猛暑日から1週間で寒気襲来 富士山が初冠雪 2022年より5日遅く=静岡

甲府地方気象台は10月5日、富士山の初冠雪を発表しました。冬の表情になりつつありますが、静岡県内はここ数日、寒暖差が大きく、衣替えに悩む人も多いようです。

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<中井秀カメラマン>
「富士山に初冠雪です。山頂がうっすら雪化粧しているのが確認できます」

平年に比べ3日遅く、2022年に比べ5日遅い観測となった富士山の初冠雪。4日は雲がかかったため、山頂が見えませんでしたが、5日朝は晴れ間があり、2023年シーズン初めて白く雪化粧した姿を確認することができました。

富士山二合目にある裾野市の水ケ塚公園では。

<神奈川県から来た男性>
「神奈川県から。富士山らしい絵になるかなって感じで。だんだん寒くなってくるのを実感する」

世界遺産富士山の構成資産の一つ、静岡市清水区の三保松原からも雪化粧した姿がみえました。

<東京からの観光客>
Q.これから雪が積もっていくのはどう?
「楽しみだね、富士山イコール雪があったほうがいい」

<三保松原文化創造センター 小林美沙子主査>
「今年は富士山が世界遺産に登録されて10周年の記念イヤーでもありますし、美しい富士山の姿がこれから見えてくると思うと、とても楽しみです」

冬の訪れを感じさせる初冠雪。わたしたちの生活にも徐々に変化が。

<クリーニングのサトウ焼津店 長澤友利江さん>
「こちらが秋冬物になりますね」

焼津市のクリーニング店です。

<クリーニングのサトウ焼津店 長澤友利江さん>
「急に寒くなりましたので、秋冬物を出される方が多いと思います。今月が特に多いですね」

10月に入り、気温が下がり始めたことで、秋冬用の衣類の扱いが徐々に増えつつあるということです。ただ、9月28日には静岡市で「最も遅い」猛暑日が観測されるなど、2023年は衣替えのタイミングが難しい秋となっています。

<客>
「朝寒いなって思って長袖着たんだけど、暑くなってきたのでまた着替えて。冬物もまだしまっちゃってあるので、また出さなきゃならないですけど」

暑さはやや落ち着きつつあるものの、時間帯による寒暖差はまだ激しく、注意が必要となりそうです。

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