「前半までは…」ブライトン三笘薫、EL初アシストも評価はまちまち…遠藤航は前半のみで交代も高評価、その理由は?

写真:ブライトンの三笘(左)やリヴァプールの遠藤(右)をはじめとする日本人選手の評価は?

現地時間10月5日に各地で行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第2節で、日本人選手が出場した。

日本代表MF堂安律が所属するフライブルクは、本拠地『オイローパ・パルク・シュタディオン』でウェストハムと対戦。先発から外れた堂安は、後半開始と同時にピッチに登場した。

フライブルクは前半8分に先制点を奪われるも、後半立ち上がりの49分にハンガリー代表MFロランド・シャッライが同点弾をマーク。しかし、66分に許したゴールが決勝点となり、ホームで1-2で敗れた。

試合後、ドイツメディア『SUDKURIER』は「インパクトを残せなかった(オーストリア代表FW)チュクビケ・アダムの代わりに登場。その直後からいきなりチームのペースが上がり、意欲と自信がみなぎる。スコアが1-1となるのに4分しかかからなかった」と、堂安投入の効果を評価した。

マルセイユとのアウェイ戦に臨んだブライトン所属の日本代表FW三笘薫は、EL初アシストをマークした。チームは前半に2点のビハインドを背負うも、後半に入って反撃開始。54分には、三笘が左サイド深くから中央に折り返すと、ドイツ代表MFパスカル・グロスが丁寧に押し込む。勢いに乗るブライトンは、88分にブラジル人FWジョアン・ペドロのPK弾で同点に追いつき、2-2で試合を終えている。

先発フル出場に加え、アシストで勝ち点獲得に貢献した三笘。イギリスメディア『BBC』は三笘にチーム3位タイの「7.55点」をつけ、「鋭い切れ込みからグロスのゴールを演出」と高く評価した。一方、イギリスメディア『Sussex World』は及第点となる「6点」を与え、「土曜日のアストンヴィラ戦では本調子ではなく、今日も前半までは鳴りを潜めていた」と指摘。「ハーフタイム明けにかなりの改善が見られ、ナイスアシストを記録」と、前半と後半で異なる出来栄えだったことを強調した。

リヴァプールvsユニオン・サン・ジロワーズでは、日本代表MF遠藤航(リヴァプール)と同DF町田浩樹(サン・ジロワーズ)の“日本人対決”が実現。遠藤は前半のみで交代となり、町田はフル出場を果たした。リヴァプールの地元紙『リヴァプール・エコー』は、前半のみで交代した遠藤に対して「7点」の高評価。「キレのあるチャレンジ、接近戦における巧みなパスで序盤から存在感を示した」と評している。なお、試合は2-0でリヴァプールが勝利を収めている。

そのほか、スポルティングvsアタランタでは日本代表MF守田英正が先発フル出場。チームは1-2で敗れている。セルヴェット(スイス)に所属するDF常本佳吾は、ローマ戦に先発フル出場。チームは0-4と大敗を喫している。

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