売り場面積は国内最大級!!売りはレトロゲーム…定価の27倍のソフトも マルイ跡にホビー専門店オープン=静岡市

静岡市の中心街に10月6日、「駿河屋本店」がオープンしました。なんとホビー商品の売り場面積は国内最大級。売りはレトロゲーム、実はこの分野、いま、注目を集めているんです。

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<杉本真子キャスター>
「オープン30分前の駿河屋本店前です。列に並ぶお客さんたちは、いまか、いまかとオープンを待ちわびています」

2021年3月に閉店した「静岡マルイ」の跡地に6日、オープンした「駿河屋本店」。オープンを待ちわびた客、約150人が朝から列を作っていました。

<並んでいた客>
Q.お目当ての商品は?
「福袋が出るそうなので、それを買いに来ました」
「わたしは、ゲームソフトを買おうかなと思っています」

<杉本真子キャスター>
「いま、駿河屋本店がオープンしました。開店を待っていたお客さんたちが続々と店内に入っていきます」

一目散に客が向かった先は、価格が100~300円程度のアウトレットコーナー。店舗に行かなければ見つけることができないレアな商品もあり、まるで、宝探し。この店舗が前面に打ち出しているのは「レトロゲーム」です。

<客>
「昔のゲームで子どもと一緒に遊ぶので、ファミコンだったり、スーパーファミコンであったり、一緒に遊べるので」

1980~1990年代に一世を風靡したファミコンやスーパーファミコンなどの本体やソフトが販売されています。この男性は60点ほどを買って、会計は…?

<客>
「2万9,000円弱ですね」

ゲームソフトは、1個あたり200~500円ほどで購入しました。一方、ゲームソフトを大量に購入していた外国人の姿もありました。

<杉本真子キャスター>
「会計の合計は、35万円を超えました」

ファミコンソフトの「ロックマン」は定価が5830円ですが、いまの取引価格はなんと15万8000円に。定価の27倍です。

実はいま、レトロゲームの中古市場が過熱しています。子どもの頃に夢中で遊んだ外国人やレトロブームで興味を持った若者に加え、投資目的での売買もあり、価格が高騰しているんです。

<駿河屋を運営「エーツー」 杉山綱重CEO>
「駿河屋で取り扱っている商材は、海外で人気のある商品が多数あるので、海外のお客さんにも、どんどん来てもらって、それが、静岡の街中の活性化のために、一番重要なこと」

外国人まで注目するレトロブームの世界。駿河屋のオープンで観光客が増えることも期待されます。

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