現地時間10月8日に控えているプレミアリーグ第8節のブライトンvsリヴァプールで、“日本人対決”が実現する可能性が高まってきた。
ブライトンに所属する日本代表FW三笘薫は、チームの攻撃の核であるため、負傷や体調不良などがなければリヴァプール戦も先発出場する確率は高い。一方、リヴァプールに所属する同MF遠藤航は、チームにおける中盤のポジション争いが激しいこともあり、今季ここまで先発を外れることも少なくない。
だが、リヴァプールの地元紙『リヴァプール・エコー』は、ブライトン戦の“遠藤先発論”に太鼓判を押す。その理由は、5日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節のユニオン・サン・ジロワーズ戦にあるという。
遠藤は、サン・ジロワーズ戦で中盤のアンカーポジションとして先発。求められている潰しの役割を着実にこなし、パスの起点としても奮闘した。
しかし、ユルゲン・クロップ監督は遠藤を前半のみでベンチへと下げている。『リヴァプール・エコー』は、この選択こそが遠藤のブライトン戦先発出場の可能性を後押ししていると主張する。
「ワタルの途中交代は、(モハメド・)サラーと(ダルウィン・)ヌニェスの交代と同様、事前に計画されていた多数の変更の一つだった」
「遠藤は45分間の出場で十分なパフォーマンスを見せていた。それは、日本代表選手が8日に(ドミニク・)ソボスライや(アレクシス・)マクアリスターとともに先発出場する可能性を示唆している」
「今季序盤に見せていた不確実性の高いパフォーマンスはなくなり、“6番”の役割をはるかに快適にこなしているように見える。今のワタルは、クロップ監督が懸けて契約をかわした選手そのものだ」
昨季、リヴァプールはブライトンの本拠地『アメリカン・エクスプレス・スタジアム』で二度敗れている(プレミアリーグとFAカップ)。8日の試合が行われるのも同じスタジアムだ。『リヴァプール・エコー』は、次のように遠藤を先発させる重要性を主張した。
「ワタルが守備面のクオリティを提供してくれることに議論の余地はない。これは、リヴァプールのほかの中盤選手にはない特性だ。ブライトンと対戦するにあたり、彼の存在が必要不可欠になるのは間違いない」