マンチェスター・シティのジョゼップグアルディオラ監督は、2025年6月30日の契約満了とともにクラブを離れる可能性がある。その後継者候補として、イギリス『デイリーミラー』電子版が4人の名前を挙げている。
最初に挙げているのは、今シーズンからトッテナムを率いているアンジェ・ポステコグルー監督だ。ポステコグルー監督は2021-22シーズンから2シーズンにわたってセルティックを率い、国内リーグ2連覇などの実績を残してトッテナムに引き抜かれたが、セルティックの前はマンチェスター・シティと同じシティ・フットボール・グループ(CFG)の横浜F・マリノスの指揮官を務めていた。つまり、CFGとしては以前からその手腕を高く評価していた指揮官ということになる。
ラ・リーガのジローナを率いるミチェル監督も候補の一人だ。ジローナもCFGのクラブであり、ラ・リーガでは現在6勝1分け1敗で3位という好位置につけている。現状でこのクラブより上にいるのはレアル・マドリードとバルセロナだけだ。2021年7月に同クラブの指揮官に就任したミチェルは、この小クラブを率いて45%という勝率をマークしており、グアルディオラ監督も感銘を受けているという。
かつてグアルディオラ監督のもとでヘッドコーチを務め、現在はアーセナルを率いるミケル・アルテタ監督も候補の一人だが、彼がグアルディオラ監督の後を継ぐ可能性は年を追うごとに小さくなっているようだ。彼はアーセナルをタイトル争いを演じられるチームへと変貌させ、昨シーズンは終盤までマンチェスター・シティと優勝争いを演じた。アーセナルで成功すればするほど、このクラブを離れてマンチェスター・シティに移籍する道は閉ざされていくと考えられる。
ブライトンのロベルト・デ ゼルビ監督は、グアルディオラがその手腕を高く評価する指揮官だ。グアルディオラ監督は今年5月にブライトンの本拠地アメックス・スタジアムに遠征した際、「ロベルトは過去20年間で最も影響のある監督の一人だ」と語っており、実際に彼自身もデ ゼルビのアイデアの一部を借用したこともあるという。つい先日にはレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督の後任候補にも名前が挙がったが、グアルディオラ監督の後を継ぐ可能性もありそうだ。