3連休初日、昼夜に人 国民文化祭まで1週間

3連休初日で多数の来園客が列をつくる料金所前=兼六園

  ●兼六園に9203人 光の祭最多6054人

 3連休初日の7日、金沢城公園で開催中の「チームラボ金沢城光の祭」(北國新聞社特別協力)には開幕から最多の6054人が来場し、光のアートに彩られた歴史空間を堪能した。秋晴れの石川県内は各地で催しが繰り広げられ、ライトアップ中の兼六園には9千人以上が詰め掛けるなど、昼夜を問わず行楽を楽しむ人であふれた。

 光の祭は、14日に始まる国民文化祭(いしかわ百万石文化祭2023)のオープニングイベントとして開催されている。世界的なアート集団「チームラボ」の珠玉の展示が楽しめるとあって、午後6時の開場から途切れることなく、観光客や県民が訪れた。

 会期は11月26日までで、時間は午後6~9時半。月~木曜が一般1600円(金土日祝日は1800円)、中高生800円(900円)、小学生500円(600円)で、未就学児は無料。障害者割引を設定する。当日券は石川門近くの会場内チケット売り場、金沢駅観光案内所、金沢中央観光案内所で販売する。

 兼六園では、秋の名園の風情を楽しもうと、外国人観光客らも多数訪れ、9月30日にリニューアルされた料金所前には長い列ができた。7日午後6時までの兼六園の入場者数は9203人で昨年の3連休初日だった8日の8994人を上回った。

 夜には「金沢城・兼六園四季物語 秋の段」(北國新聞社後援)でライトアップが行われ、「光の祭」とともに来場者を魅了した。

「光の祭」の卵形のオブジェに触れて色や音色が変わる様子を楽しむ来場者=金沢城公園

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