上杉城下町を駆け抜ける 米沢・5年ぶりマラソン大会

歴史を感じさせる街並みを駆け抜けるランナー=米沢市・上杉神社周辺

 米澤上杉城下町マラソンが8日、米沢市で開かれた。台風や新型コロナウイルス禍などで中止が続き、開催は5年ぶり。爽やかな秋晴れの中、県内外のランナーが、上杉家のゆかりのある史跡など、歴史のある街並みを駆け抜けた。

 2キロ、5キロ、ハーフ(21.0975キロ)と、走っても歩いても良い健康長寿(2キロ)、ウオーキング(5キロ)の各部門に計約830人がエントリーした。ハーフは上杉神社の堀端や直江石堤付近など史跡や田園地帯を走るコースで、参加者は沿道の声援を受けながらゴールを目指した。ランナーには米沢名物の米沢牛の芋煮や舘山リンゴも振る舞われた。

 五輪体操男子金メダリストの具志堅幸司さん、白井健三さんがゲストとしてスターターを務め、白井さんは親子向けのレースに参加するなど出場者と交流した。

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