町内に子どもの歓声 佐野の浅沼八幡宮、5年ぶり例祭にぎわう

境内での餅つき体験を楽しむ子どもたち

 【佐野】浅沼町の浅沼八幡宮(はちまんぐう)で7、8の両日、年に1度の例祭が行われた。台風や新型コロナウイルスの影響で本格開催は5年ぶり。

 7日の宵祭りでは、子どもたちによる「子供みこし」が町内を巡行。8日の本祭には、同八幡宮の氏子総代会や町会役員のほか、川嶋嘉一(かわしまかいち)市議会議長や三森義功(みもりよしのり)佐野署長も出席。戸賀崎直道(とがさきなおみち)宮司が祝詞を読み上げた後、出席者は玉串をささげて、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願した。

 神事が終わると、子どもたちが境内に集まり、竹馬などの「昔懐かし遊びの体験」やヨーヨー釣りなどのイベントを楽しんだ。この日は「奉納餅つき体験」も初めて開催。子どもたちの「よいしょ!」というかけ声で境内がにぎわった。

 氏子総代会の上岡博(かみおかひろし)代表(77)は「5年ぶりにたくさんの人が集まってくれてうれしい。にぎやかで楽しい時間を過ごしてもらえたと思う」とほほ笑んだ。

© 株式会社下野新聞社