「コスモスカレー」考案 栴檀山の食の魅力発信 ウォッチングで販売、サツマイモのスイーツも

地元の食材を使って考案した「コスモスカレー」=砺波市のとなみ夢の平コスモス荘

 砺波市のとなみ夢の平スキー場で15日まで開催中の「となみ夢の平コスモスウォッチング」で、地元の食材で考案された「コスモスカレー」や、地元産サツマイモのスイーツなどが登場し、来場者を楽しませている。栴檀山(せんだんやま)の食の魅力を広く知ってもらう狙いで、家族連れらはきれいなコスモスの花を見ながら、豊かな里山の幸を味わっている。

 コスモスカレーは、栴檀山地区の棚田で収穫した「夢の平米」に、となみブランドの「雪たまねぎ」をふんだんに使ったカレーを掛け、地元産のミョウガでコスモスの花びらを表現し、食用コスモスの茎部分の一部を天ぷらにしてあしらった。

 地元産の雪たまねぎの甘みと滋味深いミョウガの味が絶妙に溶け合い、味わい深いカレーに仕上がっており、となみ夢の平コスモス荘が地元の豊かな食をアピールしようと考案した。価格は千円。週末限定で次回は14、15日に1日20食を提供する。山本建一支配人は「なるべく早めに来てもらい、地元産のカレーを食べてほしい」と話した。

 サツマイモのスイーツは栴檀山地区の上村農好会が栽培したシルクスイートを素揚げし、田楽いものソースを絡めて味わう。別売りでアイスクリームやホイップクリームと楽しめ、栴檀山振興会の吉田尚史商工会長は「栴檀山の味を楽しんでほしい」とPRした。

 このほか、栴檀山地区産のジャガイモを使ったポテトチップスや、食用コスモスの花びらを天ぷらにするなど、地元の幸をふんだんに盛り込んだ「コスモスご飯」も評判で、同実行委員会の前田幸雄会長は「きれいな花を見ながら、おなかいっぱいに食べてほしい」と売り込んだ。

地元産サツマイモのスイーツ

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