藤井聡太七冠の意外な幼少期 先生に“膝かっくん” 当時の口癖は“つまり” 小学生時代の担任に聞いた

将棋の藤井聡太七冠が史上初の“八冠独占“を目指し、永瀬拓矢王座に挑戦する、王座戦五番勝負。

偉業達成まであと1勝となりましたが、小学生時代の藤井七冠を知る人物を取材すると、先生に“膝かっくん”をしたり、時には側溝にはまったりと…意外な一面がありました。

藤井七冠の母校・瀬戸市立效範小学校で、藤井七冠が小学4年生の時の担任だった掛野友美さんと、小学6年生の時の担任だった井口亮一郞さん。

お2人にことし4月に取材した際、少年時代の藤井七冠のとっておきのエピソードをお聞きしました!

目立っていたのは将棋よりも●●

(藤井七冠の小6の時の担任・井口亮一郞さん)
「小学生の頃は本当に普通の子で、将棋の話を全然しなかった。勉強はできたんですけど、授業中も手をあげる方ではなかった。目立つのは運動の方」

(藤井七冠の小4の時の担任・掛野友美さん)
「足が速かった」

おじいちゃんなの?小学生時代の口癖が…

(藤井七冠の小4の時の担任・掛野友美さん)
「『つまり』という(言葉を)よく使っていて、子どもじゃなくて“おじいちゃん”としゃべっているみたい。私が説明をしていると『つまり先生、それはこういうことですね』って一言でまとめてしまう、頭の良さがあるなと思った」

藤井七冠は実はいたずらっ子?

(大石邦彦アンカーマン)
「掛野さんは藤井七冠に好かれていたのでは?」

(藤井七冠の小4の時の担任・掛野友美さん)
「いや私、膝かっくんされるくらいなので。4月に校外学習に行った時に『みんなあっち見て』って説明をしている時に、(膝が)カクッとなって、『誰がやったの?』とパッと見たら聡太で、ニヤッと笑っていて。そういう所は子どもらしくてかわいいなって」

頭の中はいつも将棋だけ?

(藤井七冠の小4の時の担任・掛野友美さん)
「帰り道に考え事をしていて、側溝にはまったとか。『どうしたの?』と聞いたら『詰め将棋をしていて…』と言っていた。考えて動いているんだと思った」

掛野さんは、藤井七冠が中学3年生の時に会ったそうで…

(藤井七冠の小4の時の担任・掛野友美さん)
「中3の時点で大人びすぎていて高貴なオーラがあって、私の知っている聡太じゃないと思った。藤井さん」

小学6年生の時の将来の目標は?

(藤井七冠の小6の時の担任・井口亮一郞さん)
「『将棋の横綱を目指したい』と書いてあったのは、覚えていますね」

さらに、文集に「名人をこす」とも記し、夢を語っていた藤井七冠。

ことし6月に目標だった名人のタイトルは最年少で獲得。

誰も成し得たことのない偉業達成まで、あと一歩です。

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