だんだん深まる秋 山辺・大蕨の棚田

稲ぐいがずらりと並ぶ大蕨の棚田を写真愛好家が撮影に訪れていた=山辺町

 秋が深まり、各地で稲刈りが進んでいる。山辺町の大蕨の棚田では、稲を天日で乾燥させる稲ぐいが立ち並んでいる。

 農林水産省は「日本の棚田百選」に大蕨の棚田を選定している。まるで動物のようにも見える稲ぐいは、刈り取って束ねた稲をくいに交互にかけて作られる。稲ぐいが並ぶ田んぼが段々と連なる光景を求め、写真愛好家が訪れている。愛好家たちは撮影アングルを考えながら、さまざまな角度から、秋らしい棚田の一枚を切り取っていた。

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