県などでつくる「おいしい山形推進機構」主催の産地見学交流会が10日、山形市などで開かれ、首都圏、関西圏の料理人やバイヤーなど12人が県産農産物の魅力に触れた。
11日までの2日間の日程で、初日は山形市産セロリ「山形セルリー」の栽培団地や、棚田米を生産する山辺町の「大蕨の棚田」を見学した。山形セルリーの団地では、参加者が生産者から栽培の歴史などについて説明を受け、試食もした。収穫中のハウスも見て回った。東京都内にイタリア料理店を構える中村明博オーナーシェフは「山形セルリーはクセが少なく、みずみずしさもあってバランスが良い」と話した。11日は高畠町のワイナリーなどを巡る。
県産農産物の品質の高さや安全・安心をPRし、販路拡大につなげようと、2012年度から企画し、今年は4年ぶりに開催した。