庄川ゆず・となみ野りんご使用、新ご当地スイーツどうぞ 29日の庄川水まつりで提供

庄川地域のご当地スイーツとして試作されたユズやリンゴを使ったパンナコッタとプリン

 29日に富山県砺波市の庄川水記念公園一帯である「庄川水まつり」で提供するスイーツの試食会が11日、高岡市丸の内の商工中金高岡支店であった。同支店職員13人が、となみブランド認定品の「庄川ゆず」「となみ野りんご」を使ったスイーツとプリンの計3品の味を確かめ、庄川地域の新たな「ご当地スイーツ」になるよう意見を出し合った。

 同まつり運営委は水辺活用の新たな試みとしてボードに立ってパドルでこぐサップや円形ボートでの水上ピクニック体験などを企画。スイーツはサップ、円形ボートの体験者に味わってもらうために用意した。

 庄川峡観光協同組合にスイーツ試作への協力を依頼し、同組合スイーツ制作責任者のパティシエ、潟沼駿さん(23)がユズのゼリーやジャム、リンゴの果肉とゼリーとパンナコッタを組み合わせるなどした3品を考案した。

 試食会は、同組合の会議にオブザーバー参加する同支店の職員からも意見を聞こうと開いた。職員たちは「あっさりと食べやすい」「味や見た目にもっと変化があればいい」などと感想を口にした。

 同組合はスイーツの商品化、サップ・円形ボートの通年事業化を計画。運営委水上アクティビィティ部会長の橋本親志さん(50)は「庄川水記念公園を訪れて魅力を知ってもらうきっかけにしたい」と話した。

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