藤井聡太八冠が改めて会見 「負けた時も変わらずモチベーションを保つことが大事」

10月12日、激戦の王座戦第4局から一夜明けた藤井聡太八冠(21)。

朝9時から京都市内で行われた記者会見で、改めて感想を語りました。

(藤井八冠)
「実現できたという実感がわかないというのが正直なところ。うれしい気持ちとともにこれまで以上に将棋の内容であったり高いレベルのものが要求されると思っています」

前人未到の八冠独占…これからは「追う立場」から「追われる立場」になることについては。

(藤井八冠)
「将棋は盤を挟んでしまえば立場の違いは全くないので、これまでと変わらない気持ちでいいのかなと思う」

11日夜、終局後の2人は長年の将棋の研究パートナーとして笑顔で歴史的一戦を振り返っていました。

(永瀬拓矢前王座)
「個人としてはもう1局指したかったが、ゼロから勉強して頑張りたい」

快挙を達成した藤井八冠ですが、自身へのご褒美を聞かれると…

(藤井八冠)
「勝ったときに何かご褒美をというのはあまり考えていなくて勝った時も負けた時も変わらずモチベーションを保つことが大事なので、今回もご褒美をということはなくて王座戦をしっかり振り返ってまた前に進んでいけたらと思っています」

師匠・杉本昌隆八段から連絡があったのかについて聞かれると。

(藤井八冠)
「師匠はお忙しいかと思うのでまだこちらには連絡はないが、こちらのほうから報告できれば」

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