創立3年目で初タイトルへ王手!S広島R中村監督、WEリーグカップ決勝へ「積み上げてきたもの全部出し切る」

サンフレッチェ広島レジーナの指揮を執る中村伸監督[写真:©WE LEAGUE]

14日に行われるWEリーグカップ決勝、サンフレッチェ広島レジーナvsアルビレックス新潟レディースを前に、両チームの選手・監督が12日にオンラインでの合同記者会見に出席した。

S広島Rからは中村伸監督とDF近賀ゆかり、新潟Lからは橋川和晃監督とMF川澄奈穂美が登壇。決勝戦は14日の16:00から等々力陸上競技場で行われるが、どちらが勝ってもクラブ史上初のタイトル獲得となる。

グループAを4勝1分けの無敗で通過し、クラブ創立3年目で早くも初タイトルに王手をかけたS広島R。今オフは、瀧澤千聖の加入のみだった昨オフと異なり、編成にも動きが見られた。

グループBは最終節までもつれる大混戦となり、昨年創立20周年の節目を迎えた新潟Lが2勝2分け1敗で首位に。皇后杯では4度の決勝進出を果たしながらいずれも準優勝と、シルバーコレクター返上を目指す。

S広島Rの草創期から指揮を執る中村監督は、これまでの積み上げと新戦力の融合に好感触。決勝でも「積み上げてきたもの目の前の試合で全部出し切る」“らしさ”を貫きたいと語った。

「我々レジーナは、ここまで積み上げてきたものを目の前の試合で全部出し切るというスタンスでここまでやってきました。決勝という大舞台ですけど、そのスタンスを変えずに選手たちが躍動してくれるような試合ができたらなと思っています」

「予選を通じて自分たちが積み上げてきたもの、プラス新しく入った選手たちがいい形で違う色をチームに与えてくれている。もう少し時間がかかるかなと思った部分や、これから固めていかなくてはならないところは当然ありますけど、その辺りの融合がトレーニングの中で積み上がって試合で表現できている場面が(グループステージでは)多く出せたかなと思っています」

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