中部電力“カルテル”めぐり株主が提訴 社長ら14人に約376億円の損害賠償支払い求め

中部電力が企業向け電力販売でカルテルを結んでいたとされる問題で、株主が中部電力の社長ら14人を提訴しました。

名古屋地裁に提訴したのは、愛知や岐阜などに住む中部電力の株主4人です。

訴状によりますと、中部電力などが企業向け電力販売でカルテルを結んでいたとされる問題に絡み、カルテルに関与、もしくは、黙認していたなどとして中部電力の社長や取締役など14人に対し376億あまりの損害賠償を中部電力へ支払うよう求めています。

(株主・早川彰子さん)
「(電力自由化になって)正々堂々戦うべきなのに、それをカルテルを結んで地域独占しようとする。それでは新しい電力会社にならない」

中部電力は「訴状が届いていないので現時点ではコメントできない」などとしています。

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