伊万里市小学校陸上大会 半世紀の歴史に幕 市内14校の代表340人熱走

100メートル走で競う伊万里市内の小学4年生=同市国見台陸上競技場

 第52回伊万里市小学校陸上運動大会が7日、国見台陸上競技場で開かれた。市内14校から約340人が出場。少子化のため今年が最後となり、半世紀にわたる歴史と多くの市民の思い出を刻んできた大会が幕を閉じた。

 大会は子どもの体力向上と学校間交流を目的に、各校4~6年生の学年ごとの代表を送り出して行ってきた。ただ近年は児童数の減少で選手をそろえるのが難しくなり、一方で地域にさまざまなスポーツクラブができていることから、主催する市小学校体育研究会が終了を決めた。

 開会式では南波多郷学館6年の前田綜介君と青木真優さんが「笑顔で楽しく、思い出になるような大会にします」と力強く宣誓。選手たちは100メートル、持久走(女子800メートル、男子千メートル)、学校対抗の400メートルリレーで競い合い、スタンドからは大きな声援が飛び交った。(青木宏文)

学校対抗の400メートルリレーで競う伊万里市内の小学4年生=同市国見台陸上競技場
選手宣誓をする南波多郷学館の前田綜介君(左)、青木真優さん

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