今月に現役引退を表明したばかりの元ベルギー代表FWエデン・アザール氏に対し、早くも現役復帰のラブコールがある模様だ。
32歳にして現役生活に別れを告げたE・アザール氏は、卓越したドリブルテクニックとゴール奪取能力によって、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと渡り合える逸材として評価されてきた。しかし、一方で極度の練習嫌いであることも知られ、負傷の慢性化にも悩まされたこともあり、想像以上に早くキャリアの幕引きをはかることになった。
だが、E・アザール氏が残した鮮烈なインパクトを懐かしむ者は多い。イングランド出身の元サッカー選手であり、現在は現役時代に所属したウェストハムでアシスタントコーチを務めるケヴィン・ノーラン氏もその一人だ。
イギリスメディア『talkSPORT』によると、ノーラン氏はE・アザール氏にキャリア復活のチャンスを与えたいと考えている模様。ノーラン氏は「（デイヴィッド・）モイーズ監督がどう思うかは知らないけど」と前置きしつつ、稀代のアタッカーをチームに迎え入れたい意向を示した。
「もし、彼（E・アザール氏）がトライアルに来たいと言うのであれば、もちろん歓迎だ。私は彼に懸けてみたいと思っているんだ！」
「32歳という若さで引退を決意したのは正直に言って残念だ。なぜなら、あれほどの能力がある選手であれば、トップレベルであと何年もプレーできると信じているからね」
ノーラン氏は「今後半年から1年の間に、現状（E・アザール氏の引退）が覆ったとしても驚かないよ」と付け加えた。
