スロヴァキア国立歌劇場所属のソリストやピアニストによるミニコンサートがこのほど、神埼市の千代田文化会館はんぎーホールで開かれた。市内の中学生や市民約500人が招待され、オペラやミュージカルの名曲12曲を堪能した。
プッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」の「ある晴れた日に」などを披露した。観客は本場のソリストの圧倒的な歌声に耳を傾け、1時間の公演を楽しんだ。出演者と観客全員で「赤とんぼ」と「花は咲く」など日本の歌を一緒に歌い、交流した。
同劇場は4年ぶりに日本ツアーを開き、県内では佐賀市や唐津市でも公演した。千代田中1年の柿添雅友（みゆう）さんは「初めてのオペラで、迫力ある歌声に驚いた。歌詞は日本語ではないので分からなかったが、表情で伝わるところもあった」と感激していた。（樋口絢乃）
