ブルーノ・ギマランイスの新契約に“憧れのクラブ”に関する特別条項が存在

写真:バルセロナへの憧れを公言したギマランイス

10月初めにニューカッスルとの契約を更新したブラジル代表ブルーノ・ギマランイス。新しい契約では移籍する際の交渉の権限はすべてクラブ側に委ねられることになるが、例外となる交渉相手があるという。

ギマランイスは2022年1月、移籍金4200万ユーロ(約66億円)の移籍金でリヨンからニューカッスルに移籍。新天地での活躍によってニューカッスル側は早々に契約延長の交渉に入り、先日には契約を2028年6月30日まで延長した。

『トランスファーマルクト』による現在の市場評価額は8500万ユーロ(約133億6000万円)で、今後、ギマランイスに興味を示すクラブが現れた場合、ニューカッスルはこの金額を基準とした移籍金を要求すると考えられる。

だが、スペイン『スポルト』紙の電子版によると、ギマランイスとニューカッスルの新契約には「バルセロナが正式にオファーを送って来た場合は他のクラブより提示額が低くても移籍できる」という条項が含まれているという。

ギマランイスはかねてからバルセロナへの憧れを公言しており、いつかは同クラブでプレーしたいという意向を示している。一方、バルセロナは今夏、ジローナからスペイン人MFオリオル・ロメウを獲得したものの、現在32歳の彼との契約は「短期的な解決策」であると感じており、依然としてMFの補強を目指している。そして、選択肢の1人としてギマランイスをリストアップしているという。

現時点でバルセロナのギマランイスに対する評価額は6500万ユーロ(約102億2070万円)から7000万ユーロ(約110億690万円)だとされている。

深刻な財政危機に直面する同クラブにとっては捻出するのが難しい金額ではあるが、来年夏に大規模な選手の売却が実現するなどしてバルセロナの購買能力が向上する可能性もあるため、ニューカッスルとしてはバルセロナからオファーが届く可能性を完全に排除することはできない。来夏に正式なオファーが提示され、ギマランイスは憧れのクラブの一員となるのだろうか。

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