諫早・雲仙ウルトラウォーキング 1605人が景観やグルメ満喫 「すがすがしい気持ち」

思い思いのペースで楽しむ参加者=諫早市、諫早湾干拓堤防道路

 第5回諫早・雲仙ウルトラウォーキング(長崎陸上競技協会、実行委主催)が15日、諫早市宇都町のトランスコスモススタジアム長崎を発着点に開かれた。雲仙の山々を望む景観やご当地グルメを楽しみながら歩く二つのコースを、エントリーした計1605人が青空の下で満喫した。新型コロナ禍での中止をはさみ4年ぶり。
 諫早湾干拓堤防道路を通る42.195キロのウルトラウォーキングコースは、市民団体が計画する公認フルマラソン大会開催への機運を高めようと設定。同市出身で五輪などに出場した元競歩選手の森岡紘一朗さんがゲストとして一部を歩いた。森岡さんは「普段あまり機会がない場所を歩けるのが魅力。多くの参加者があり、盛り上がって良かった」と話した。
 コース内には3カ所にグルメステーションが設けられ、幻の高来そばや島原手延べそうめんなどが振る舞われた。5時間20分22秒で最初にゴールした大村市の自営業、児島英二郎さん(57)は「きつかったがとても景色が良く、歩きやすかった」と笑顔を見せた。
 諫早市内の6カ所の寺を巡る11キロのアルコーデも実施。愛知県一宮市の社会福祉法人理事長、井浪典子さん(65)は「天気が良く、すがすがしい気持ちで楽しく歩けた。来年は42.195キロに挑戦したい」と話した。

安勝寺の境内を散策するアルコーデの参加者=諫早市

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