日本戦のチュニジア代表!“THE漢”な3つの「戦士・カルタゴの鷲」ユニフォームを見よ

17日(火)にノエビアスタジアム神戸で日本と対戦するチュニジア代表。

ここでは現在使用中の最新ユニフォームと、チームの愛称「カルタゴの鷲」を描いた勇ましい3つのユニフォームをご紹介しよう。

チュニジア代表 2022 ユニフォーム

チュニジア代表 2022 Kappa ホーム アウェイ ユニフォーム

2022モデルは赤がホームで白がアウェイ。グラフィックは天才的な戦略家で知られた古代カルタゴの将軍ハンニバル・バルカが身に付けていた“銅鎧”と呼ばれる鎧の一種で、腹部の顔の正体は兜をかぶった女神ミネルバ(ローマ神話に登場する戦争の女神)だという。

ユニフォームはカタールW杯に向けて2022年9月に発表されたもの。13日の韓国戦では色違いとなる緑のサードを着用していたが、日本戦では白のアウェイを着る可能性が高い。

そんなチュニジアの愛称は“Les Aigles de Carthage”(カルタゴの鷲)。カルタゴとは現在のチュニジア共和国の北側を中心に繁栄した古代都市で、それを築き上げたフェニキア人の勇敢な戦士たちを鷲に例えたものだ。

鷲は現在のエンブレムに描かれているが、過去に数度ユニフォームのデザインにも採用。それがマニアックなファンの間で密かな人気を呼んでいた。

チュニジア代表 2019 ユニフォーム

チュニジア代表 2019 Kappa サード ユニフォーム

2019年のアフリカネーションズカップ(AFCON2019)に向けて投入されたサードユニフォーム。次のモデルとなる2021モデルからは、ホームとアウェイにも同じ鷲グラフィックをデザインしている。

威圧的な黒基調に勇ましさを演出するカルタゴの鷲をデザイン。3位決定戦でナイジェリアに敗れてメダルは逃したが、AFCON2019を4位で終えている。

幾何学的なグラフィックで動物を描くデザインは、時期は多少前後するがナポリやジェフユナイテッド千葉でも採用していた。

チュニジア代表 2012 ユニフォーム

チュニジア代表 2012 Burrda ホーム ユニフォーム

2012年のAFCONや2014ブラジルW杯・アフリカ予選などで使用したユニフォーム。前面に大きく翼を広げる鷲を描く。

当時のサプライヤーはカタールに本拠を構えるBurrda(バーダ)。元は2006年にスイスで誕生したブランドで、中東地域をメインにワールドワイドに展開。一時期はベルギー代表やレスター・シティ、ワトフォードなど幾つかの欧州チームも手掛けていた。

AFCON2012は準々決勝でガーナに敗れベスト8に。2014W杯予選は勝てば出場が決まる3次予選でカメルーンに敗れ、本大会行きを逃している。

チュニジア代表 2006 ユニフォーム

チュニジア代表 2006 Puma ホーム ユニフォーム

2006年に開催されたAFCON2006とドイツW杯。2つの国際大会で使われたこのユニフォームは、史上初めて「カルタゴの鷲」をデザインしたものだ。

前面にドットでカモフラージュ的にその国の象徴を描くスタイルは、当時のPumaの共通仕様だった。

このユニフォームでは鷲のグラフィックの他に、現在も使用する丸型の鷲エンブレムが初登場。よりモダンな雰囲気のデザインへと変貌を遂げている。

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この2006モデルを皮切りにいくつかの鷲デザインが登場したが、初代であるこのユニフォームでの「カルタゴの鷲」が最もダイナミックで迫力がある。

W杯はグループステージで敗退となったが、AFCONはベスト8入り。2つの大舞台を戦ったこのユニフォームは、Pumaがこの時代に残した隠れ名作の一つと言えるだろう。

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