いまだデビューを果たせずにいるチェルシーのラヴィア 復帰は12月上旬が現実的か

写真:いまだ新天地デビューを果たせていないラヴィア ©Getty Images

チェルシー期待の新戦力ロメオ・ラヴィアのデビューは、まだしばらく先になりそうだ。イギリスメディア『Daily Mail』などが報じている。

この夏、ラヴィアにはリヴァプールやアーセナルなども関心を示していたが、最終的にチェルシーが6000万ユーロ(約95億円)で獲得した。昨シーズンはサウサンプトンの中盤の主軸として活躍し、鋭いパスとクレバーなプレーで攻守にわたって輝きを見せた。しかしサウサンプトンは最悪のシーズンを送り、リーグ最下位で降格の憂き目にあったため、新天地を求めた格好だ。

しかし、いまだチェルシーでのデビューは果たせていない。チーム合流後のトレーニング中に足首を負傷し、戦列を離れることになった。『Daily Mail』によると「先週になってようやく足首をサポートするための保護ブーツを外し、プールでのリハビリをスタートした。しかしプレー再開まではまだしばらく時間がかかる」という。復帰時期は11月下旬が楽観的なタイムラインと見られるが、チェルシーは慎重な姿勢を見せており、12月上旬までずれ込む可能性もある。

チェルシーはリーグ12位にとどまった昨シーズンの不振から立ち直るため、移籍市場で積極的な投資を行った。新たに就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督は多くの若い選手を迎え入れたが、ラヴィアもその一人だった。

しかしチェルシーの不振は今なお続いている。その原因の一つが、まさに選手の相次ぐ負傷だ。ラヴィアのほか、ベン・チルウェル、ウェズレイ・フォファナ、ブノワ・バディアシルらが負傷により戦列を離れている。プレシーズンに印象的なプレーを見せたクリストファー・エンクンクも長期離脱を強いられている状況だ。

チェルシーはこの後、現地時間10月21日にアーセナルとのビッグロンドンダービーを迎える。

© 株式会社SPOTV JAPAN