食べて覚えて「いかのおすし」 砺波署、園児にイカ形パン贈る

イカの形をしたパンを受け取る年長児=砺波市出町認定こども園

 砺波署は19日、砺波市出町認定こども園を訪れ、年長児53人に防犯寸劇を披露し、イカの形をしたパンを贈った。パンは防犯標語「いかのおすし」を覚えてもらおうと、パン製造会社「キングパン」(同市苗加)が同署と連携して作った一品で、園児が持ち帰って食べることで家族全体で防犯意識を共有する。

 パンは「ついてイカ!ない」と題し、中にチョコクリームが入っている。袋には県警安全情報ネットの二次元コードが記載されたシールが貼られており、家族に登録を促す。

 この日は、署員が寸劇で不審者と女児のやり取りを披露した後、年長児の代表にパンを手渡した。出町防犯組合の斉藤彰久組合長が活動を紹介した。

 砺波署は今年4月、キングパンを「パンと安心とどけ隊」に委嘱。同社は砺波、南砺市、小矢部市の小中学校にパンを納入し、配達中に児童生徒の見守りを行っている。

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