バルサ関係者激怒!「もはや驚くこともない」 “ホラータックル”見舞ったレアルDFナチョの出場停止が軽減、クラシコ出場へ

写真:ポルトゥに危険なタックルを仕掛けたレアルのナチョ ©Getty Images

レアル・マドリードに所属するスペイン代表DFナチョの出場停止期間が軽減された件について、バルセロナ関係者が憤っている。

現地時間9月30日に行われたラ・リーガ第8節のジローナ戦で、ナチョはスペイン人MFポルトゥに危険なタックルを見舞った。右足にスパイクが入ったポルトゥは吹き飛ばされ、起き上がることができず。担架に乗せられてピッチを後にした。このプレーでナチョにはレッドカードが提示されたが、ナチョが倒れ込んだポルトゥに暴言を吐いたとしてジローナ選手が詰め寄るなど、ピッチは騒然とした雰囲気になった。

ナチョには3試合の出場停止処分が下され、当初は10月28日に控えている第11節のバルセロナ戦も出場不可となっていた。だが、レアル・マドリード側が出場停止処分に対する不服申し立てを行い、最終的にスペインサッカー連盟(RFEF)の上訴委員会がナチョの出場停止処分を2試合に軽減。これにより、ナチョは“エル・クラシコ”に出場することが可能となった。

この決定に怒りを隠しきれないのが、バルセロナ関係者だ。広報担当者はスペイン紙『アス』の取材に対して「こういったことはもはや驚くべきことではない」と語り、今季すでにレアル・マドリード寄りの判定や決定が複数回行われていることを示唆した。

『アス』は「33歳のスペイン代表DFが“エル・クラシコ”に出場できるというニュースは、最近守備ライン中央の選択肢が不足していた(カルロ・)アンチェロッティ監督にとって大きな後押しとなるだろう」と報道。ブラジル代表DFエデル・ミリトンが負傷で長期離脱中、オーストリア代表DFダヴィド・アラバも大腿部に問題を抱えているなか、ナチョの存在が助けになると分析している。

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