国立天文台によると、21日(土)夜から22日(日)未明ごろにかけてオリオン座流星群が極大を迎え、見頃になるという。肝心な天気は沖縄、西日本から北日本の太平洋側でよく晴れる所が多い見込みのため、オリオン座流星群を観察することができそうだ。

月の条件もよく肉眼での観察がオススメ

　国立天文台によると、21日(土)夜から22日(日)未明ごろにかけてオリオン座流星群が極大を迎え、見頃になるという。月が明る過ぎることはないため条件がよく、1時間に5個程度の流れ星が見えるということだ。
　国立天文台によると、流星群を観察するときはできるだけ人工の明かりが少ない場所を選び、暗闇に目が慣れるまで最低でも15分間は観察すると流れ星を見つけやすいそうだ。また、月を正面にして観察しなければどの方角を向いてもよく、望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具は必要なく肉眼で観察した方がいいということだ。

22日(日)にかけて今季1番冷える所も　寒さ対策万全に

　肝心な天気はというと、21日(土)夜から22日(日)未明にかけて沖縄、西日本から北日本の太平洋側でよく晴れる所が多い見込み。そのため、オリオン座流星群を観察することができそうだ。山陰から北日本の日本海側では雲が広がり、雨も降りやすい見通し。北海道では平野部も含めて雪の降る所もありそうだ。

　なお、全国的に北寄りの風が強めに吹き、特に22日(日)未明ごろは今シーズンこれまでで1番の冷え込みになる所が多い予想。人工的な明かりの少ない山沿いなどは、一桁まで気温の下がる所が多くなりそう。
　星空観察に出かける際は、寒さ対策を万全にして楽しむようにしたい。

（気象予報士・鈴木悠）