アトレティコ・マドリーは21日、ラ・リーガ第10節でセルタと対戦し、3-0で勝利した。
公式戦5連勝中の4位アトレティコが、リーグ戦5試合勝利のない18位セルタをホームに迎えた一戦。上位追走へ6連勝を目指すアトレティコは、前節のレアル・ソシエダ戦から先発を2人変更。デ・パウルとモリーナに代えてサウールとバリオスを先発で起用した。
立ち上がりから一進一退の展開が続く中、アトレティコは14分にピンチ。セルタは自陣からのカウンターを仕掛けると、アスパスのラストパスに反応したJ・ラーセンがボックス左深くからゴールを狙ったが、エルモソのスライディングブロックにディフレクトしたボールは左サイドネットに外れた。
ピンチを凌いだアトレティコは25分、エルモソのアーリークロスを飛び出したGKがファンブル。こぼれ球に反応したモラタがGKビジャールに倒されると、主審はPKを宣告。さらにGKビジャールにはレッドカードが提示された。
数的有利となったアトレティコは、獲得したPKをグリーズマンがゴール右隅に決めて先制に成功した。
先制を許したセルタは、32分にカウンターから決定機。ドリブルで持ち上がったアスパスのラストパスに反応したJ・ラーセンがトラップで相手DFをかわしたが、シュートは枠の上に外れた。
追加点を狙うアトレティコは、前半追加タイム2分にもエルモソのクロスをボックス内でグリーズマンが落とすと、最後はボックス左のリーノがコントロールショットで狙ったが、これはGKグアイタが好セーブに防がれた。
ハーフタイムにリーノとバリオスを下げてモリーナとリケルメを投入したアトレティコは、56分にピンチ。自陣中盤でリケルメがボールをロストすると、デ・ラ・トーレがカットインからラストパス。これをボックス左手前で受けたバンバのコントロールショットでゴールを脅かされたが、これはクロスバ―に弾かれ、難を逃れた。
直後の57分にアトレティコは、サウールとM・ジョレンテを下げてデ・パウルとアンヘル・コレアを投入。すると64分、自陣中盤からドリブルで持ち上がったグリーズマンがボックス右から侵入すると、ルックアップしてクロスと見せかけて直接ゴールを狙うと、GKグアイタは一歩も動けず、ニアサイドにシュートが突き刺さった。
さらに70分には、ドリブルでボックス右まで持ち上がったモラタの落としを受けたモリーナが中に折り返すと、最後はグリーズマンがダイレクトシュートを流し込み、ハットトリックを達成。
その後、グリーズマンを下げてソユンジュをピッチに送り出したアトレティコは、80分にコケの右クロスからソユンジュがヘディングシュートを叩き込んだが、これはソユンジュのオフサイドで取り消された。
結局、試合はそのまま3-0でタイムアップ。グリーズマンのハットトリックで完勝したアトレティコが公式戦6連勝。ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)第3節のセルティック戦へ最高の形で臨むことになった。