主婦歴10年のライターが、100円ショップの「Seria(セリア)」で気づくとリピ買いしている便利なキッチングッズを2つ紹介します。
1つは使いかけの食材や食品のパッケージを1秒できれいに開閉できる「スライドジッパー」。もう1つはレンジ対応の1L縦型軽量カップ。使い方や便利さを実感しているポイント、意外な使い方まで詳しく解説します!
【セリア】スライドジッパー 2本入り/110円(税込)
食品パッケージの口を留める道具にはさまざまなタイプがあり、あれこれ試してきたのですが、現在はこれがいちばん気に入っています。
「差し込むだけで簡単密封」がキャッチコピーの「スライドジッパー」です。
サイズはS、M、Lの3種類がありますが、筆者が数軒の店舗をチェックしたところ、店舗によってサイズの在庫にはバラつきがあるようでした。
商品の基本スペックは以下の通りです。
・素材:ポリプロピレン
・耐熱温度: ー20℃~120℃
・対応する長さ:L 20cmまで、M 16cmまで、S 11cmまで
・製造元:エスケージャパン
初めて手にしたときは、正直使い方が分かりませんでした。
黒い部分を白い部分から引き出したり、クリップのように分離するのかなと考えて触ってみましたが、そうではありません。
この商品は特に変形する必要なく、そのままの形で使います。
スライドさせて1秒で密閉!
1本はお箸程度の太さ。中央の黒い棒の周りを白い筒状のパーツが覆っていて、黒い棒の先端には丸みがあります。
さっそく調理中に使ってみました。まずは開封したパスタ乾麺の袋の口を、少しだけ折り込みます。
丸くなった黒い棒の先端を、折った山の頂点に入れ込むように、端から棒をスライドさせてください。ほぼ1秒で密封できました。この作業に必要な時間は約1秒。
白い筒の部分が開封口をパクッと包み込むような形でパッケージを密封しています。
まだまだある、スライドジッパーの凄いところ!
例えば、食品クリップはスライドジッパーよりも太めの場合が多く、 サイズもバラバラ。専用の収納スペースを設けないとすぐにあちこちに散らばってしまいますよね。
その点、このスライドジッパーが優れているポイントは、1本あたりの太さが1cm未満で、変形なしでこのまま使えること。
力を加えすぎて壊れたこともこれまでにありません。菜箸などと一緒に、箸立てに立てられるコンパクトさも嬉しいですね!
さらに、棚や引き出しの中で食品や食材を見つけやすく、取り出しも楽々。
特に乾麺などの縦長の袋を垂直に入れているとき、ジッパーに指をかけると引き出しからサッと取り出せます。
空いた部分から折り返しておくと、省スペースかつ、残量も把握可能です。
最初は戸惑うものの、一度覚えると子どもでも使えます。わが家では5歳児なら開けられ、7歳児なら閉じることもできます。金具や角がなく、指も挟まないので安全ですよ。
食品パッケージの一辺が安定するので、冷蔵庫内の奥行きを有効活用できます。スリムに立てる収納で、冷蔵庫内もすっきり。
また、耐熱温度の下限が「-20℃」なので、冷凍庫内でも使えます。
筆者は引き出しの仕切りに書類ケースを利用しているのでスライドジッパーと好相性。
スライドジッパーをインデックス代わりに、食品を書類のように出し入れできます。
片手で複数まとめて引き出せるので、筆者のようなズボラ主婦にぴったりです。
なお筆者は数年前にセリアで初めて出会ったのですが、現在ではキッチンの定番便利商品として、ダイソーやキャン★ドゥでも取り扱いがあるようです。
【セリア】計量カップ1000ml/110円(税込)
世の中には、素材もサイズもさまざまな計量カップがあります。
筆者宅ではこちらの樹脂製1000mlと、スチール製の200mlカップに落ち着きました。
商品パッケージでは「電子レンジでお湯が沸かせる」ことを大々的に打ち出しています。
計量カップは多々あれど、「大容量」×「 レンジOK」×「ガラスでない」×「100円」という4要素を備えたものを筆者は他に見たことがありません。
基本スペックは以下の通り。パッケージのほか、カップの底面にも記載されています。
・サイズ:幅190×奥行120×高さ145mm
・原料素材:ポリプロピレン
・耐熱温度: -20~140℃
・容量:1.1L
・製造元:サナダ精工
筆者宅には電気ポットもガスコンロで湯沸かしできるマルチポットもありますが、さらにこの計量カップを加えると、時短調理がはかどります。
レンジでお湯を沸かしてカップ麺を作ってみた
軽量かつ対応温度帯が広いので、 工夫次第で用途が広がります。
半透明の素材で印刷されておらず目盛が若干読み取りにくいのは難点ですが、普通に使う分には問題ありません。
わが家は4人世帯なので、例えばご飯を炊く、麺をゆでる、味噌汁やカレーを作るのに必要な水は、これ1つで最大2回も注げば十分。
さて、レンジでお湯を沸かしてカップ麺を作ってみました。
必要な湯の量は310ml、600Wで加熱時間の目安は約4分です。
取り出してみると、底には確かに気泡が。
加熱後に熱くなった本体に触れない角度に持ち手が付いているので安心です。
注ぎ口が広めで、注ぐのに時間がかかりません。
出来上がったカップ麺も、ポットやガスで沸かした湯を使ったものと何ら違いありませんでした。
※レンジで加熱しすぎた上に衝撃を加えると、突然沸騰する危険な現象が発生する場合があります。商品ラベルの「電子レンジで湯を沸かすときの注意」の欄をよく確認し、正しく使用してください。
空中収納との相性が最高!
この計量カップを気に入っているポイントは、ほかにもいろいろあります。
縦型で省スペース、なおかつ全体が半透明なので、キッチンの中はもちろん、それ以外の場所でも悪目立ちしません。
直径12cmほどなので、わが家で使っている22cm幅の小さめサイズのラップでも蓋ができます。
冷蔵庫のドアポケットにも収まりました(ただし底が少しだけ浮いています)。
そして、熱くなった本体に触れない角度にある持ち手が、空中収納と相性抜群。
目線より上にあるフックなどに、サッと引っ掛けられます。ガラス製ではないので万が一落ちてきてもケガの心配は少なく、小さな子どもやペットのいる家庭でも安心。
「いかにも調理用」に見えないデザインなので、家のどこに置いても違和感なしです。
キッチン以外にも!こんな用途にも使える
このアイテムをわが家で普段どのように使っているか、ご紹介します。
子ども向けのレトルトなど、アツアツでなくても良いものは、熱湯の中に入れて数分放置しています。
最近発見したのは、コメ袋から直接必要量のコメをすくうこと。
「袋から米びつに分けて、さらに計量カップで4回量って入れる」という手間から解放されました!720ccのお米を1回で量れ、こぼれたコメも無駄になりません。
ほかにも、氷を入れてアイスペールにしたり、ホットケーキやクレープの生地をこの中で混ぜ、注ぎ口からフライパンに直接注ぐなどの使いかたも!
家族で鍋料理を囲む日には、継ぎ足し用のスープを作り置きしておくのもおすすめです。
またキッチン以外のところだと、筆者宅ではこの夏、ベランダで育てていたバジルとミニトマトの水やりにも活躍しました。秋冬はリビングの加湿器への注水にも役立ちそう。
浴室のスポンジや住宅用スプレーと一緒に掛けてみても安定しました。
ランドリースペースやトイレに1つ置いておいてもいいかもしれません。
なおこちらの商品も、ダイソーやキャン★ドゥでも取り扱いがあるようです。
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セリアでリピ買いしているスライドジッパーと1000ml計量カップを紹介しました!
いずれもすでに日常生活になじみすぎていて、もはやこれなしの生活が考えられません。
ぜひセリアなどの100均ショップでチェックしてみてくださいね。
※商品入れ替えや売り切れの場合はご容赦願います。
※デザイン・価格・種類数は変更となる場合があります。
(ハピママ*/ ユキッ先生)