列車と車、踏切で衝突 富山・地鉄本線、女性3人搬送

レッカーにつり上げられる列車と衝突した軽自動車=富山市水橋常願寺

 22日午後7時35分ごろ、富山市水橋常願寺の富山地方鉄道本線の踏切で、列車と軽自動車が衝突した。市消防局によると、軽自動車には60~80代の女性3人が乗っており、いずれも市内の病院に搬送された。意識はあるという。列車内の乗客3人にけがはなかった。

 現場は、越中荏原―越中三郷間にある常願寺川右岸の踏切。富山地鉄によると、衝突したのは宇奈月温泉発電鉄富山行きの普通列車(2両編成)。運転士は踏切内の車に気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかった。軽自動車はぶつかった衝撃で線路から5メートル下の河川敷に転落した。事故対応のため同区間で運転を見合わせ、午後9時半ごろに再開された。この事故の影響で本線と立山線で最大約1時間50分の遅れが生じ、ほかの路線でもダイヤが乱れた。

 富山中央署と同社が事故原因を調べている。

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