自慢の鶴来グルメに列 一六大市、2万5000人来場

ご当地グルメを求める大勢の来場者=白山市の鶴来本町通り商店街

  ●ほうらいずし、TKGY…

 鶴来商工会などの「第11回つるぎ一六大市2023ご当地グルメ大会」(北國新聞社後援)は22日、白山市の鶴来本町通り商店街で行われ、約50店がブースを構えて自慢の料理を売り込んだ。過去最多となる2万5千人(主催者発表)が訪れ、世界ジオパークに認定された白山手取川の恵みを生かした名物料理を堪能した。

 アユやイワナの塩焼き、とちもちなどの特産物が販売された。「ほうらい祭り」などで食べられる「ほうらいずし」や鶴来発祥のB級グルメ「TKGY(たまごかけご飯焼き)」、美川名物「ふぐの卵巣のぬか漬け」を使ったパスタも提供された。

 能登牛(うし)や能登豚の串焼き、高岡市の高岡大仏コロッケ、静岡県の富士宮焼きそばなども人気を集めた。各店の前には長蛇の列ができ、商店街は大勢の人で埋め尽くされた。午前中に売り切れの看板を掲げる店も見られた。

 特設ステージではダンスボーカルグループ「G.U.M」や当地アイドルグループ「西金沢少女団」、鶴来高和太鼓部などが登場し、会場を沸かせた。一六大市の名は、かつて鶴来で1と6のつく日に市が開かれていたことが由来となっている。

  ●駅で電車まつり

 北陸鉄道の「ほくてつ電車まつり」は22日、グルメ大会に合わせて鶴来駅で開かれ、愛好者が電気機関車「ED201」の撮影会や鉄道部品の販売、鉄道模型の展示を楽しんだ。鶴来青年クラブのイベント「妖怪電車」も運行された。

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