「『1大学2校』案は地域の理解を得られない」浜松医科大が静岡大に『1法人2大学』案の合意書と確認書の履行求める 2大学の統合再編問題で

静岡大学と浜松医科大学の統合・再編問題をめぐり、静岡大学が10月18日に学内の評議会で、2019年に結んだ合意書とは異なる「1大学2校」案を成案に取りまとめたことを受けて、浜松医科大学は10月23日付けで、静岡大学に対して、合意書及び確認書の履行を求める文書を出しました。

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この決定に対し、浜松医科大学は「地域の理解」が得られ、「合意書を履行する環境が整った」として、10月23日付けで日詰学長宛てで、合意書及び確認書の履行の依頼したと発表しました。

文書には、
▽静岡大学浜松キャンパスの合意がない中で静岡大学役員会においても承認手続きを取られることを大変危惧している

▽「1大学2校」案は浜松キャンパスのみならず、地域の理解を得られない案である

▽浜松キャンパスの学部長等の皆様と本学は、「浜松地区の大学運営検討専門部会」において浜松地区大学の将来像を膨大な時間をかけ具体的に検討してきており、「1大学2校」案における「浜松校」では成し得ない教育を中心とした明確なビジョンを示している

などと書かれています。

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