【韓国】KTとタイ・ジャスミン、LLMで協力[IT]

韓国通信大手のKTは22日、超巨大人工知能(AI)「ミドゥム(Mi:dm)」を活用したタイ語の大規模言語モデル(LLM)の構築および東南アジアでの事業化に向けて、タイのジャスミン・グループと協力すると発表した。

KTとジャスミン・グループは今後、◇タイ語専用のLLMおよび事業モデルの構築◇東南アジア市場の分析およびマーケティング戦略立案◇LLM構築技術およびノウハウの伝授◇東南アジア市場のAI規制対策の立案——などで協力する。

KTはLLM構築に必要な技術やノウハウを伝授して、ジャスミン・グループは東南アジア市場の分析やモデル開発のベースとなる画像処理半導体(GPU)ファームを構築する。

両者は2024年上半期にジャスミン・グループ傘下のジャステルが推進する新規のインターネットデータセンター(IDC)にGPUファームを構築した後、下半期をめどにタイ語専用のLLM構築に乗り出す。

■周辺国での事業化でも協力

また、グローバルLLM事業モデルを共同で発掘して、ラオスやカンボジアなどの東南アジア市場での事業化でも協力する計画だ。

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