【台湾】大分県の食材と地酒PR、協議会が台北で[農水]

ブランドおおいた輸出促進協議会の宇都宮隆一会長=19日、台北(NNA撮影)

大分県や輸出事業者などでつくる「ブランドおおいた輸出促進協議会」は19日夜、台北市の大倉久和大飯店(オークラプレステージ台北)で、大分県の食材や地酒をPRするイベント「おんせん県おおいたの夕べ」を開いた。大分県産のブランド牛や養殖ブリなどで作られた創作料理を参加者が味わった。

イベントには台湾交通部(交通省)観光署やメディアの関係者、インフルエンサーらを招待。大倉久和大飯店のシェフらが県産ブランド牛「おおいた和牛」のローストビーフ、養殖ブリやヒラメで創作料理を作った。三和酒類(大分県宇佐市)が県北部の安心院町で栽培されたブドウで造ったワインや、南酒造(同県国東市)の麦焼酎「とっぱい」なども振る舞われ、来場者は料理と地酒のペアリングを楽しんだ。

同協議会の宇都宮隆一会長(県農林水産部審議監)は、日本は人口が減ってきており、生産者にとって海外への販売は重要との認識を表明。大分県の食材の輸出先として台湾に期待を示した。同協議会畜産部会の河野宣彦部会長は「今後も台湾の方におおいた和牛をはじめ、県のおいしい食材やお酒をもっと味わってもらえる取り組みを進めたい」と述べた。

大倉久和大飯店の日本料理店「山里」では11月16日まで、大分県の食材や工芸品、観光情報をPRする展示を行っている。

同協議会は2004年の設立。大分県産農林水産物の海外輸出の促進や販路開拓の推進を通じ、地域の農林水産業の振興を図ることを目的としている。

イベントでは参加者に大分県産のブランド牛のローストビーフなどが提供された=19日、台北(NNA撮影)

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